炭は昔から調湿や消臭に優れ、人々の暮らしに活かされてきましたが、最近では科学物質対策などの空気浄化、電磁波防止(放射能も電磁波の一種)など様々な分野でその効果が注目されています。特に竹炭は木炭に比べて3倍以上の表面積があることから、その多孔質効果によって調湿や消臭効果が木炭の5~10倍あるともいわれています。この度、現在施工中の住宅現場で、炭素純度率97%を誇る国産の良質な竹炭を用いた「塗炭」を施工中です。
(画像左)国産の竹炭を室内の壁と天井の下地に施し、天井仕上げにはパイン材の飾板を貼っているところです。壁はこの後、炭の上に紙を貼ります。ここは寝室になる予定ですが、空気の汚れや匂いを吸収し遠赤外線効果で快適な安眠を誘うでしょう。(画像右)吹き抜けとなる部分に「放射冷暖房システム」を設置し、森の中に居るような室内気候をつくります。このシステムは、ラジエータに冷水や、太陽集熱パネルで作った温水を循環させることで涼しさや温かさをつくります。エアコンと違い無風なので機械音もなく、ラジエータからの放射熱が、居心地の良い「木陰」や「木漏れ日」を作ってくれるのです。自然環境に調和したエコ住宅を建築中です。(こちらの工事現場は事前予約でご見学できます)
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